LOG

要素別処理組込み関数 (総称):引数の自然対数を返します。

形式

result = LOG (x)

x
(入力) 実数型か複素数型。x が実数の場合,その値はゼロよりも大きくなくてはなりません。x が複素数の場合,その値はゼロであってはなりません。

結果

結果の型は x と同じです。結果の値は,logex とほぼ同じです。引数が複素数である場合の結果は,範囲 -pi < omega <= pi に含まれる虚部 omega の主値となります。引数の実部がゼロよりも小さく,引数の虚部がゼロである場合には,結果の虚部は pi となります。

個別名 引数の型 結果の型
ALOG 1 REAL(4) REAL(4)
DLOG REAL(8) REAL(8)
QLOG 2 REAL(16) REAL(16)
CLOG 1 COMPLEX(4) COMPLEX(4)
CDLOG 3 COMPLEX(8) COMPLEX(8)
CQLOG 2 COMPLEX(16) COMPLEX(16)
1 実数の大きさを指定するコンパイラ・オプション /real_size の設定は,ALOGCLOG に影響を与えることがあります。
2 VMS と U*X
3 この関数は ZLOG としても指定することができます。

互換性

CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB

関連情報

EXPLOG10

LOG (8.0) の値は 2.079442 です。

LOG (25.0) の値は 3.218876 です。

以下に他の例を示します。

	REAL r
	r = LOG(10.0)	! 2.302585 を返します。