用語集 す

数値演算子 (numeric operator)

算術演算を指定するシンボル。Fortran 95/90 では,シンボル +-*/,および ** が,それぞれ加算,減算,乗算,除算,およびべき乗を指定します。

数値型 (numeric type)

整数,実数,または複素数型。

数値記憶単位 (numeric storage unit)

基本実数型,基本整数型,または基本論理型の非ポインタ・スカラ値を保持する記憶列の単位。数値記憶単位 1 つは 4 バイトのメモリーに対応します。

数値式 (numeric expression)

数値定数,変数,関数値,またはこれらの組み合わせを,数値演算子と括弧で結合し,式全体が評価されたときに 1 つの数値が生成されるようにしているもの。例としては,-LX+(Y-4.5)*Z などが考えられます。

スカラ (scalar)

次元数ゼロのデータ項目のことを指します。任意の組込み型または構造データ型の 1 つのデータ・オブジェクトです。配列比較してください。次元数 1 のオブジェクトも参照。

スカラ引用 (scalar reference)

データ型を持つ 1 つのデータ項目に解決される,スカラ変数,スカラ記録欄,構造型成分,配列要素,定数,文字部分列,または式の引用。スカラ・メモリー引用比較してください。

スカラ変数 (scalar variable)

1 つの記憶位置を指定する変数名。

スカラ・メモリー引用 (scalar memory reference)

(データ型を持つ) 1 つのデータ項目に解決され,代入文によって値を代入することができるスカラ変数,スカラ記録欄,または配列要素の引用。スカラ引用に似ていますが,定数,文字部分列,および式は除外されます。

スレッド (thread)

オペレーティング・システムが CPU 時間を割り当てる最小の実行単位。スレッドは,スタック,CPU レジスタの状態,システム・スケジューラの実行一覧のエントリで構成されます。各プロセスは,少なくとも 1 つの実行スレッドを持ちます。

寸法 (extent)

配列の 1 つの次元の大きさ (その次元に含まれている要素の数)。