POSITION 指定子は,順番探査として接続されたファイル位置を指定します。これは次の形式を取ります。
POSITION = pos
pos
以下のいずれかの値に評価されるスカラ基本文字式。
'ASIS' | ファイルが存在し,すでに接続されている場合に,ファイル位置が変更されないことを指定します。ファイルが存在しているが,接続されていない場合,位置は不定となります。 |
'REWIND' | ファイル位置がその始点に置かれることを指定します。 |
'APPEND' | ファイル位置がその始点に置かれることを指定します。 |
基本値は 'ASIS' です (Fortran I/O システムでは,これは 'REWIND' と同じです)。
新しいファイル (明示的に新しいファイルとして指定されたもの,または基本設定として新しいファイルとなったもの) はつねにその始点に置かれます。
POSITION= 指定子に加えて,位置に関する文を使うことができます。BACKSPACE 文は,ファイルを 1 記録戻します。REWIND 文は,開始点にファイルを戻します。ENDFILE 文は,現在の位置にファイル終了記録を書き込み,その後にファイルを位置付けます。ENDFILE は既存のファイルの終わりに移動しないが,ファイル終了を作成することができることに注意してください。
関連情報
記録位置,前進,および転送については,プログラマーズ・ガイドを参照してください。