実行形式ファイルのファイル名を指定するには,次のいずれかの DF オプションを使用します。
/dll:file を単独で使用するか,/dll オプションと /out:file リンカー・オプションを組み合わせることで,実行形式ダイナミック・リンク・ライブラリー名を指定します。
また,/object:file オプションを使うと,オブジェクト・ファイル名を指定することができます。/compile_only オプションを指定し,/object:file オプションを省略すると,個々のソース・ファイルが別々のオブジェクト・ファイルにコンパイルされます。複数ファイルをコンパイルとリンクすることによって作成される出力ファイルについての詳細は,「複数の Fortran ソース・ファイルのコンパイルとリンク」を参照してください。
コンパイラ・オプションには,作成するファイル名を指定できるオプションがいくつもあります。拡張子なしでファイル名だけを指定すると,次表に示すように作成されるファイルに基本拡張子が追加されます。
コンパイラ・オプションの基本ファイル拡張子
オプション | 基本ファイル拡張子 |
/asmfile:file | .ASM |
/browser:file | .SBR |
/dll:file | .DLL |
/exe:file | .EXE |
/list:file | .LST |
/map:file | .MAP |
/pdbfile:file | .PDB (基本ファイル名は df60.pdb) |