次の節で説明するルーチンは,イメージの格納と取得を行います。
イメージをメモリー・バッファから転送することで,画面上の要素を素早く柔軟に移動することができます。メモリー上のイメージは現在の画面上のイメージと相互作用させることができます。たとえば,メモリー・イメージと現在の画面の AND を取ったり,メモリー・イメージを反転させたものを画面に上書きすることができます。
イメージを画面と Windows ビットマップ・ファイル間で転送することにより,他のプログラムで作成されたイメージを参照したり,グラフやイメージを後で使用するために保存することができます。ただし,ビットマップ・ファイルからロードされたイメージは,画面上の貼り付け先の領域を上書きし,パレット色などの属性については,現在の属性を使用するのではなく,作成時の属性をそのまま使用します。
QuickWin の「Edit」メニューから画面イメージの編集を行うことで,画面上のイメージを手軽かつ簡単に会話形式で移動し,変更することができます。この際には現在の画面属性が保たれますし,異なるアプリケーション間でイメージを転送するための一時的な記憶域 (クリップボード) も提供されます。
これらのルーチンを使うと,画面上でイメージの切り取り,貼り付け,および移動を行うことができます。