次表に,ベッセル・ルーチン,データ型変換,および乱数生成のための数値ルーチンを示します。
可搬用ルーチン | 説明 |
BESJ0, BESJ1, BESJN, BESY0, BESY1, BESYN | それぞれ 1 次,2 次,および n 次の 1 種および 2 種のベッセル関数の単精度値を計算します。 |
DBESJ0, DBESJ1, DBESJN, DBESY0, DBESY1, DBESYN | それぞれ 1 次,2 次,および n 次の 1 種および 2 種のベッセル関数の倍精度値を計算します。 |
LONG | INTEGER(2) 変数を INTEGER(4) 型に変換します。 |
SHORT | INTEGER(4) 変数を INTEGER(2) 型に変換します。 |
IRAND, IRANDM | 引数なしで呼び出すと,0 ~ (2**31)-1 または (2**15)-1 の範囲にある正の整数を返します。 |
RAN | 範囲 0 ~ 1.0 の乱数を返します。 |
RAND, DRAND | 範囲 0 ~ 1.0 の乱数を返します。 |
DRANDM, RANDOM | 範囲 0 ~ 1.0 の乱数を返します。 |
SRAND | IRAND と RAND で使用される乱数生成器の種子を指定します。 |
BIC, BIS, BIT | 整数に対してビット単位のクリア,設定,および検証を行います。 |
これらの一部のルーチンには,Fortran 95/90 標準に等価なルーチンがあります。オブジェクト変換は,LONG または SHORT の代わりに,INT 組込み関数を使って行うことができます。組込みサブルーチン RANDOM_NUMBER と RANDOM_SEED は,上の表に示した乱数ルーチンと同じルーチンを実行します。
AND,XOR,OR,LSHIFT,および RSHIFT などの他のビット操作ルーチンは組込みルーチンなので,DFPORT モジュールを使わなくても参照することができます。Fortran 95/90 標準にはさまざまなビット演算手続があります。これらの手続一覧は,「ビット操作および表現手続:表」を参照してください。