この章には，次のトピックに関する情報が含まれています。
プログラムの終了時に返されるメッセージの書式と値について説明します。
I/O 文 END，EOR，および ERR 飛び先指定子と IOSTAT 指定子の使用方法について説明します。
推奨されるコンパイラ・オプションと，例外のデバッグに関する情報について説明します。
重大な実行時エラーの場所を特定するための技術について説明します。
アプリケーションからトレースバック情報を入手するためのルーチンの呼び出し方について説明します。
特定の状況でプログラムの継続を許したり，特定の状況で特定のダイアログボックスの表示を禁止したり，「Just-in Time」デバッグを可能にしたりする環境変数について説明します。
実行中，プログラムはエラーや例外状態に遭遇することがあります。これらの状態は，次のような場合に発生します。
I/O 操作の過程で起こったエラー
無効な入力データ
数学ライブラリーへの呼び出し時の引数の誤り
算術的なエラー
システムが検出したその他のエラー
Visual Fortran 実行時ライブラリー (RTL) は，適切なメッセージを表示し，可能な限りエラーから復旧するための処置を実行します。
Visual Fortran の個々の実行時エラー・メッセージの説明については，「Visual Fortran 実行時エラー」を参照してください。