記述ブロックまたは推論規則は，依存関係が古くなっているときに実行されるコマンドのブロックを指定します。NMAKE は，/S オプション，.SILENT，!CMDSWITCHES，または @ が使用されていない限り，個々のコマンドを実行する前に表示します。NMAKE は，記述ブロックの後にコマンド・ブロックがない場合，一致する推論規則を探します。
コマンド・ブロックは，それぞれが単独の行に指定された 1 つまたは複数のコマンドを含んでいます。依存関係または規則とコマンド・ブロックの間に空行があってはなりません。ただし，空白またはタブだけを含んでいる行は指定することができます。この行はヌル・コマンドとして解釈され，エラーは発生しません。コマンド行間の空行は許されます。
コマンド行は 1 つ以上の空白またはタブで始まります。バックスラッシュ (\) の後の改行文字は，コマンド内の空白として解釈されます。このため，行の終わりでバックスラッシュを使うと，コマンドを次の行に継続することができます。NMAKE は，空白またはタブを含む他の文字がバックスラッシュの後にあると，バックスラッシュを文字表現として解釈します。
コマンド・ブロックが後に続くかどうかにかかわらず，依存関係行または推論規則では，セミコロン (;) の後にコマンドを置くことができます。
project.obj : project.f90 ; df /c project.f90
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