プリプロセス命令では大文字小文字は区別されません。最初の感嘆符 (!) は行の先頭になくてはなりません。感嘆符の後には，ゼロ個以上の空白またはタブを挿入してインデントすることができます。次にプリプロセス命令を示します。
並べられた各 option のオン/オフを切り替えます。+ 演算子または - 演算子の前には，必ず空白またはタブを挿入します。演算子とオプション文字の間には，空白やタブは挿入できません。文字の大文字小文字は区別されず，斜線 (/) なしで指定されます。一部のオプションをオンにし，一部のオプションをオフにしたい場合，!CMDSWITCHES を個別に指定します。
メイクファイルでは /D，/I，/N，および /S だけが使用できます。TOOLS.INI では，/F，/HELP，/NOLOGO，/X，および /? を除くすべてのオプションを使用できます。記述ブロックに指定された変更は，次の記述ブロックまでは有効になりません。この命令は MAKEFLAGS 再帰マクロを更新します。MAKEFLAGS が指定されていると，再帰の際に変更は継承されます。
エラー U1050 に text を表示し，NMAKE を停止します。/K，/I，.IGNORE，!CMDSWITCHES，またはダッシュ (-) コマンド修飾子が使用されている場合でも，NMAKE は停止されます。text の前の空白やタブは無視されます。
text を標準出力に表示します。text の前の空白やタブは無視されます。
filename をメイクファイルとして読み取り，現在のメイクファイルの処理を続行します。NMAKE は filename をまず指定されたディレクトリか現在のディレクトリで探し，次に親のメイクファイルのディレクトリを再帰的に探し，filename が山括弧 (<>) で囲まれている場合には，INCLUDE マクロで指定されたディレクトリで探します。INCLUDE マクロは初期状態では INCLUDE 環境変数に設定されています。.SUFFIXES の設定，.PRECIOUS，および推論規則を再帰的なメイクファイルに渡すのに有用です。
constantexpression がゼロ以外の値に評価された場合に，!IF とその次の !ELSE または !ENDIF の間にある文を処理します。
macroname が定義されている場合に，!IFNDEF とその次の !ELSE または !ENDIF の間にある文を処理します。ヌル・マクロは定義されているものと見なされます。
macroname が定義されていない場合に，!IFDEF とその次の !ELSE または !ENDIF の間にある文を処理します。
先行する !IF，!IFDEF，または !IFNDEF 文がゼロに評価された場合に，!ELSE とその次の !ENDIF の間の文を処理します。オプションのキーワードを使うと，プリプロセスをさらに細かく制御することができます。
!ELSE IF と同じ。
!ELSE IFDEF と同じ。
!ELSE IFNDEF と同じ。
!IF，!IFDEF，または !IFNDEF ブロックの終わりをマークします。同じ行の上の !ENDIF よりも後のテキストはすべて無視されます。
macroname の定義を解除します。