提供されている基本例外処理は，開発されているアプリケーションのタイプ (プロジェクト・タイプ) に依存します。
基本例外処理は，Fortran Console，Fortran QuickWin，および Fortran Standard Graphics アプリケーションに含まれています。
Fortran Windows および Fortran DLL アプリケーションには基本例外処理はありません。
Visual Fortran 基本ハンドラが捕らえる多くの例外は，重大エラーとして取り扱われます。例外が発生すると，Visual Fortran 実行時システムはエラー・メッセージとトレースバック出力を表示します。これについては，「実行時エラーの処理」を参照してください。重大 (severe) レベルの実行時エラーは，Visual Fortran 実行時システムがアプリケーションを終了させるようにします。多くの I/O プログラミング・エラーもまた，重大レベルで，アプリケーションを終了させます。
I/O プログラミング・エラーは，例外ではなく，例外ハンドラが捕らえることはできません。処理できない I/O プログラミング・エラーは，Visual Fortran 実行時システムの別の機構を通して報告されます。アプリケーション (プロジェクト) タイプに関係なく，処理できない I/O プログラミング・エラーはエラー・メッセージとトレースバック出力を生成します。