要素別処理組込み関数 (総称):整数引数のビットを検証します。
形式
result = BTEST (i, pos)
i
(入力) 整数型。
pos
(入力) 整数型。負であってはならず,BIT_SIZE (i) よりも小さくなくてはなりません。i の一番右 (最下位) のビットは位置 0 にあります。
結果
結果の型は基本論理型です。
結果は,i のビット pos の値が 1 であれば真になります。pos の値が 0 であれば偽になります。ビット関数の詳細については,「ビット関数」を参照してください。
整数値をビット列として解釈するモデルについては,「ビット・データのモデル」を参照してください。
整数の大きさを宣言するコンパイラ・オプション /integer_size の設定は,この関数に影響を与えることがあります。
個別名 | 引数の型 | 結果の型 |
---|---|---|
INTEGER(1) | LOGICAL(1) | |
BITEST | INTEGER(2) | LOGICAL(2) |
BTEST 1 | INTEGER(4) | LOGICAL(4) |
BKTEST | INTEGER(8) | LOGICAL(8) |
1 または BJTEST |
互換性
CONSOLE STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS WINDOWS DLL LIB
関連情報
IBCHNG,IBCLR,IBSET,IAND,IEOR,IOR
例
BTEST (9, 3) の値は真です。
A の値が
[ 1 2 ] [ 3 4 ]
の場合,BTEST (A, 2) の値は
[ false false ] [ false true ]
になり,BTEST (2, A) の値は
[ true false ] [ false false ]
以下に他の例を示します。
関数引用 | i | 結果 |
---|---|---|
BTEST (i,2) | 00011100 01111000 | .FALSE. |
BTEST (i,3) | 00011100 01111000 | .TRUE. |
以下に他の例を示します。
INTEGER(1) i(2) LOGICAL result(2) i(1) = 2#10101010 i(2) = 2#01010101 result = BTEST(i, (/3,2/)) ! (.TRUE.,.TRUE.) を返します。 write(*,*) result