ELLIPSE, ELLIPSE_W

グラフィックス関数:現在のグラフィックス色を使って円または楕円を描きます。

モジュールUSE DFLIB

形式

result = ELLIPSE (control, x1, y1, x2, y2)
result = ELLIPSE_W (control, wx1, wy1, wx2, wy2)

control
(入力) INTEGER(2)。塗り潰しフラグ。以下のシンボル定数の 1 つを使うことができます。

x1, y1
(入力) INTEGER(2)。境界矩形の左上隅のビューポート座標。

x2, y2
(入力) INTEGER(2)。境界矩形の右下隅のビューポート座標。

wx1, wy1
(入力) REAL(8)。境界矩形の左上隅のウィンドウ座標。

wx2, wy2
(入力) REAL(8)。境界矩形の右下隅のウィンドウ座標。

結果

結果の型は INTEGER(2) です。成功すれば非ゼロが返され,そうでなければ 0 が返されます。楕円がクリップされたり,一部が境界の外にはみ出した場合,楕円が正しく描画されたとみなされ,結果は 1 になります。楕円が完全に境界外で描画された場合,結果は 0 になります。

境界は,現在の色と線種で描画されます。

ELLIPSE を使う場合,楕円の中心はビューポート座標点 (x1, y1)(x2, y2) で定義される境界矩形の中心です。ELLIPSE_W を使う場合,楕円の中心はウィンドウ座標点 (wx1, wy1)(wx2, wy2) で定義される境界矩形の中心です。境界矩形引数が点と水平線または垂直線で定義されている場合,絵は描かれません。

control$GFILLINTERIOR を指定することは,開始点として楕円の中心と境界色として現在の色 (SETCOLORRGB で設定) を使用する FLOODFILLRGB 関数を引き続き呼び出すことと等価です。


注意:ここで説明している ELLIPSE ルーチンは,QuickWin ルーチンです。DFWIN モジュールをインクルードして,Win32 SDK バージョンの Ellipse ルーチンを使用する場合,ルーチン名として MSFWIN$Ellipse を指定する必要があります。詳細は,「特定の QuickWin と Win32 グラフィックス・ルーチンの特別な名付け規約」を参照してください。

互換性

STANDARD GRAPHICS QUICKWIN GRAPHICS LIB

関連情報

ARCFLOODFILLRGBGRSTATUSLINETOPIEPOLYGONRECTANGLESETCOLORRGBSETFILLMASK

このプログラムは,以下に示す形状を描画します。

	! QuickWin または Standard Graphics アプリケーションでビルドします。
	USE DFLIB
	INTEGER(2) dummy, x1, y1, x2, y2
	x1 = 80;  y1 = 50
	x2 = 240; y2 = 150
	dummy = ELLIPSE( $GFILLINTERIOR, x1, y1, x2, y2 )
	END

プログラム ELLIPSE.FOR の出力図