FIND

:直接探査ファイルの位置を特定の記録に置き,ファイルに結合された変数をその記録番号に設定します。これは I/O 並びなしの直接探査 READ 文に似ており,既存のファイルを開くことができます。データ転送は行われません。

形式

FIND ([UNIT=]io-unit, REC=r [, ERR=label] [, IOSTAT=i-var])
FIND (io-unit'rec [, ERR=label] [, IOSTAT=i-var])

io-unit
論理装置番号。これは相対編成ファイルを引用していなくてはなりません (「装置指定子」を参照)。

rec
直接探査記録番号。これは,1 よりも小さい値や,ファイルに対して定義されている記録数よりも大きい値であってはなりません (「記録指定子」を参照)。

label
エラーが発生した場合に制御を受け取る実行文の文番号。

i-var
エラーが発生した場合には正の整数,エラーが発生しなかった場合にはゼロと定義されるスカラ整数変数 (「I/O 状態指定子」を参照)。

関連情報

I/O 制御情報並び, 直接探査 READ 文の形式

次の例では,FIND 文は,論理装置 1 の位置をファイル中の最初の記録に置きます。ファイルの結合された変数は 1 に設定されます。

	FIND(1, REC=1)

次の例では,FIND 文は,ファイルの位置を INDX の内容によって識別される記録に置きます。ファイルの結合された変数は,INDX の値に設定されます。

	FIND(4, REC=INDX)