単一 DF コマンドを使ってコンパイルとリンクを同時に行う場合,次のように /debug オプションを指定します。/debug は基本最適化レベルを /optimize:0 に設定します。
DF x.for /debug
基本設定では,PDB ファイルにデバッガー・シンボル表情報が作成されます。これは,ビジュアル開発環境に統合されているデバッガーで必要となるファイルです。
コンパイルとリンクを別々の DF コマンドで行う場合,コンパイラとリンカーで同じデバッグ情報レベルを指定します。たとえば,コンパイラに対して /debug:minimal と指定した場合,リンカーに対して /link /debug:minimal を指定します。次のコマンド行は,ビジュアル開発環境の統合デバッガーでデバッグが行えるように,x.for のコンパイルとリンクを行います。
DF x.for /debug:full /optimize:0 /compile_only DF x.obj /debug:full
DF コマンドを使ってデバッグの準備を行う方法については,「プログラムのデバッグ準備」を参照してください。