モジュール定義ファイル

モジュール定義 (.DEF) ファイルは,実行形式ファイルまたは DLL を定義する文を含んでいるテキスト・ファイルです。これらのファイルを,「プログラム単位と手続」で説明しているモジュール・プログラム単位と混同してはなりません。以下の節では,.DEF ファイル中の文について説明し,「モジュール定義文の規則」では .DEF ファイルの規則について説明します。

LINK はほとんどのモジュール定義文に対して,それと等価なコマンド行オプションを用意しているので,Win32 用の典型的なプログラムは,通常は .DEF ファイルを必要としません。一方,Windows 用の 16 ビット・プログラムは,ほぼつねに .DEF ファイルを使ってリンクする必要があります。

.DEF ファイル中では以下の文を使うことができます。

個々のモジュール定義文について説明している節では,それと等価なコマンド行オプションも示しています。