VGA マシンでは，一度にたかだか 256 色しか表示することができません。これら 256 色はパレットに保持されています。パレット色は 262,144 (256K) 種類の色から選択することができますが，一度に選択できるのは 256 色だけです。パレット・ルーチン REMAPPALETTERGB と REMAPALLPALETTERGB は，パレット指標に RGB 色を割り付けます。
色指標を使用する関数とサブルーチンは，パレット指標と RGB 色間のマッピングに依存するグラフィックス出力を作成します。REMAPPALETTERGB は 1 つの色指標を RGB 色に再マップし，REMAPALLPALETTERGB は最高 236 色を含むパレット全体を再マップします。20 色はシステムによって予約されています。20 色以下しか表示できないマシンでは，パレットの再マップは行えません。
SVGA と True Color ビデオ・アダプタは，それぞれ 262,144 (256K) 色と 1670 万色を表示することができます。パレットを使用する場合，パレットに含まれている色しか使用できません。
パレットに含まれている 256 色以下の色だけでなく，使用可能な色すべてを参照するには，色値を直接に指定する関数を使用しなくてはなりません。これらの関数は RGB で終わる名前を持っており，パレット指標ではなく RGB 色値を使用します。たとえば，SETCOLORRGB，SETTEXTCOLORRGB，および SETPIXELRGB は色値を直接に指定し，SETCOLOR，SETTEXTCOLOR，および SETPIXEL はパレット色指標を指定します。256 色よりも多くの色を同時に表示する場合，RGB 色値を直接に使用する関数だけを使わなくてはなりません。
モニタの物理的な表示プロパティを設定するには，「コントロール パネル」を開き，「画面」アイコンをクリックしてください。
QuickWin は，モニタに対して設定された色数にかかわらず，256 色のパレットのみをサポートします。
色の設定についての詳細は，「色の追加」を参照してください。