フォントを基本とした文字の表示

Visual Fortran グラフィックス・ライブラリーはさまざまなフォントを持っているので,フォントを基本とした文字を表示するときには,どのフォントを使用するのかを指定しなくてはなりません。フォントの選択を行ったら,そのフォントで出力される文字列の幅や,フォントの特性に関する情報を問い合わせることができます。

次表は,フォントを基本とした文字の表示を制御するルーチンを示しています。

ルーチン 説明
GETFONTINFO 現在のフォント特性を返します。
GETGTEXTEXTENT 現在のフォントで指定されたテキスト幅を決定します。
GETGTEXTROTATION フォント・テキスト出力の現在の向きを 0.1 度の単位で取得します。
INITIALIZEFONTS フォント・ライブラリーを初期化します。
OUTGTEXT 画面上の現在のグラフィックス出力位置に現在のフォントでテキストを送ります。
SETFONT 指定された特性の組に一致するフォントを 1 つ探し出し,これを OUTGTEXT から使用される現在のフォントにします。
SETGTEXTROTATION フォント・テキスト出力の現在の向きを 0.1 度の単位で設定します。

文字の描画 (マッピング) は,ビットマップ化された文字 (文字の絵) として,または TrueType 文字として行うことができます。QuickWin ライブラリーのフォント・ルーチンに関する詳しい説明と使用例については,「グラフィックス・ライブラリーからのフォントの使用」を参照してください。