グラフィックス・ライブラリーからのフォントの使用

Visual Fortran グラフィックス・ライブラリーには,テキストをさまざまな大きさと形式で出力するルーチンがあります。これらのルーチンは,テキストの外観を制御し,画面表示に視覚的な効果を持たせます。

この章では,読者が「グラフィックス要素の描画」を読み,そこで紹介されていた一般的な用語を理解しているものと仮定します。また,SETWINDOWCONFIG ルーチンと MOVETO ルーチンの基本的な性質についても知っている必要があります。さらに,グラフィックス・ルーチンを含んでいるグラフィックス・プログラムは,Fortran QuickWin または Fortran Standard Graphics アプリケーションとしてビルドしなくてはならないことに注意してください。

プロジェクト・タイプは,ビジュアル開発環境では「File」メニューの「New」を選択し,「Projects」タブをクリックし,一覧表示されるプロジェクト・タイプから「Fortran Standard Graphics or QuickWin Application」を選択して設定します。また,/libs:qwin または /libs:qwins コンパイラ・オプションでもグラフィックス・アプリケーションをビルドすることができます。

次の節では,フォント・タイプとフォントの使用方法について説明しています。