幾つかのコンパイラ指示文とコンパイラ・オプションは同じ効果を持ちます (次表を参照)。しかしながら,コンパイラ指示文はプログラム中でオン,オフすることができますが,コンパイラ・オプションはコンパイラ指示文で無効にしない限り,コンパイル全体に対して効果が残ります。
| コンパイラ指示文 | 等価なコンパイラ・オプション |
|---|---|
| DECLARE | /warn:declarations または /4Yd |
| NODECLARE | /warn:nodeclarations または /4Nd |
| DEFINE symbol | /define:symbol または /Dsymbol |
| FIXEDFORMLINESIZE:option | /extend_source[:option] または /4Loption |
| FREEFORM | /free または /nofixed, または /4Yf |
| NOFREEFORM | /nofree, /fixed, または /4Nf |
| INTEGER:option | /integer_size:option または /4Ioption |
| OBJCOMMENT | /libdir |
| PACK:option | /alignment[:option] または /Zpoption |
| REAL:option | /real_size:option または /4Roption |
| STRICT | /warn:stderrors と /stand:f90 または /4Ys |
| NOSTRICT | /4Ns |
上述のどのコンパイラ指示文名も接頭辞 !MS$ を使って指定することができます。たとえば,!MS$ NOSTRICT とすることができます。
コンパイラ指示文の利用規則については,「一般コンパイラ指示文の構文規則」を参照してください。