プロジェクトによっては,個々の構成要素を適切なオプションでビルドするために,大量のビルド命令集合が必要となります。Microsoft ビジュアル開発環境では,ソース・ファイルごとにビルド命令を指定することができ,プロジェクトのデバッグ・ビルドとリリース・ビルドで異なる命令集合を持つことができます。ビジュアル開発環境では,これらのオプションを複数のダイアログボックスで選択します。ビジュアル開発環境からメイクファイルを作成 (エクスポート) する方法については,「プロジェクト・メイクファイル」を参照してください。
コマンド行からプロジェクトをビルドするときには,ビルド命令を特殊なビルド・ファイルに入れ,ビルド・プロセスを Microsoft Program Maintenance Utility の NMAKE で実行することができます。コマンド行からビルドを行う他の方法としては,間接コマンド・ファイル (「DF の間接コマンド・ファイルの使用」を参照) と .BAT ファイルがあります。
Microsoft Program Maintenance Utility (NMAKE.EXE) は,記述ファイルに含まれるコマンドに基づいてプロジェクトをビルドする 32 ビット・ツールです。この節では次の事柄について説明します。