浮動小数点問合せおよび制御手続:表

注意:特定の関数 (EXPONENTFRACTIONNEARESTRRSPACINGSCALESET_EXPONENT および SPACING) は,実数のモデル組の成分に関連した値を返します。このモデルについての詳細は,「実数データのモデル」を参照してください。

名前 手続型 説明 引数/関数の型
DIGITS 組込み関数 DIGITS(x)

x と同じ型のデータの有効けた数を返します。
x:整数型または実数型

結果:整数型
EPSILON 組込み関数 EPSILON(x)

x と同じ型のデータに対して 1 を加えた時に 1 よりも大きい数字を生成する最小の正の数字を返します。
x:実数型

結果:x と同じ型
EXPONENT 組込み関数 EXPONENT(x)

モデル数値として表現された x の指数部を返します。
x:実数型

結果:整数型
FRACTION 組込み関数 FRACTION(x)

モデル数値として表現された x の小数部を返します。
x:実数型

結果:x と同じ型
GETCONTROLFPQQ 1 実行時サブルーチン GETCONTROLFPQQ(control)

プロセッサーの浮動小数点コントロール・ワードの値を返します。
controlINTEGER(2)
GETSTATUSFPQQ1 実行時サブルーチン GETSTATUSFPQQ(status)

プロセッサーの浮動小数点ステイタス・ワードの値を返します。
statusINTEGER(2)
HUGE 組込み関数 HUGE(x)

x の型の数字で表現できる最大の数字を返します。
x:整数型または実数型

結果:x と同じ型
LCWRQQ1 実行時サブルーチン SETCONTROLFPQQ と同じ。  
MAXEXPONENT 組込み関数 MAXEXPONENT(x)

x と同じ型のデータに対する最大の正の指数を返します。
x:実数型

結果:INTEGER(4)
MINEXPONENT 組込み関数 MINEXPONENT(x)

x と同じ型のデータに対する最大の負の指数を返します。
x:実数型

結果:INTEGER(4)
NEAREST 組込み関数 NEAREST(x,s)

s の符号の向きでの x に最も近いプロセッサー上で表現可能な異なる数値を返します。
x:実数型

s:非ゼロの実数型

結果:x と同じ型
PRECISION 組込み関数 PRECISION(x)

x と同じ型のデータに対する有効けた数を返します。
x:実数型または複素数型

結果:INTEGER(4)
RADIX 組込み関数 RADIX(x)

x と同じ型のデータに対する基数を返します。
x:整数型または実数型

結果:INTEGER(4)
RANGE 組込み関数 RANGE(x)

x と同じ型のデータに対する 10 進指数範囲を返します。
x:整数型,実数型または複素数型

結果:INTEGER(4)
RRSPACING 組込み関数 RRSPACING(x)

x の前後のモデル数値の相対的な間隔の逆数を返します。
x:実数型

結果:x と同じ型
SCALE 組込み関数 SCALE(x,i)

2 の i 乗を x にかけた値を返します。
x:実数型

i:整数型

結果:x と同じ型
SCWRQQ1 実行時サブルーチン GETCONTROLFPQQ と同じ。  
SETCONTROLFPQQ1 実行時サブルーチン SETCONTROLFPQQ(controlword)

プロセッサーの浮動小数点コントロール・ワードの値を設定します。
controlwordINTEGER(2)
SET_EXPONENT 組込み関数 SET_EXPONENT(x,i)

指数部を x とし,虚数部を i とする数字を返します。
x:実数型

i:整数型

結果:x と同じ型
SPACING 組込み関数 SPACING(x)

x の前後のモデル数値の絶対的な間隔を返します。
x:実数型

結果:x と同じ型
SSWRQQ1 実行時サブルーチン GETSTATUSFPQQ と同じ。  
TINY 組込み関数 TINY(x)

x の数を表現する最小の正の数を返します。
x:実数型

結果:x と同じ型
1 ia32 のみ

その他の実行時手続:表」も参照してください。