コマンド行からのコンパイラとリンカーの使用

DF コマンドは,プログラムのコンパイルとリンクに使用されます。ほとんどの場合,1 回の DF コマンドでコンパイラとリンカーの両方を呼び出すことになります。DF コマンドは,コンパイラとリンカーの実際のユーザー・インタフェースであるドライバ・プログラムを呼び出します。このコマンドは,一連のコマンド・オプションとファイル名を受け付け,個々のファイルの処理を指示します。

コマンド行から DF コマンドを使うときには,次のウィンドウを使用します。

ドライバ・プログラムは,次の処理を行います。

DF コマンドは,リンカーを呼び出すときに,適切な Visual Fortran 実行時ライブラリーを自動的に参照します。このため,Visual Fortran コンパイラによって作成された 1 個以上のオブジェクト・ファイルをリンクするときには,LINK コマンドの代わりに DF コマンドを使用するようにしてください。

DF ドライバは,他のソフトウェア構成要素を呼び出すので,これらの構成要素からエラー・メッセージが返されることがあります。たとえば,リンカーは大域引用を解決できなかったときにメッセージを返すことがあります。DF コマンド行の /watch:cmd オプションを使うと,どの構成要素がエラーを生成しているのかを判断することができます。

この章には次のトピックがあります。