入力および出力ファイル

DF コマンドは,複数ファイルを処理することができます。処理できるファイルはソース・ファイル,オブジェクト・ファイル,またはオブジェクト・ライブラリーです。

ファイルがパスまたは作業用ディレクトリに含まれていない場合,ファイル名の前にディレクトリ・パスを指定してください。

ファイル拡張子は,そのファイルがコンパイラとリンカーのどちらに渡されるかを決定します。DF コマンドでは,次の形式のファイルが使用されます。

DF コマンドが生成する出力には次のものがあります。

これらのファイルが生成されるかどうかは,DF コマンド行で適切なオプションを指定することで制御できます。/compile_only オプションまたは /keep オプションを指定しない限り,コンパイラは 1 個以上のソース・ファイルから,1 個の一時的なオブジェクト・ファイルを生成します。その後,リンカーが起動されて,オブジェクト・ファイルを 1 個の実行形式ファイルにリンクします。

コンパイル途中で致命的なエラーが発生するか,/compile_only などの特定のオプションを指定していた場合,リンクは行われません。

パスまたはファイル名に空白や特殊文字が含まれている場合,ファイルの場所を示す名前全体を引用符 (") で囲みます。次に例を示します。

	DF "Project xyz\fortmain.f90"

入力および出力ファイルの命名についての詳細は,次の節を参照してください。