数値および型変換手続:表

注意:大括弧 [...] で囲まれているものは省略可能な引数を表しています。

名前 手続型 説明 引数/関数の型
ABS 組込み関数 ABS(a)

a の絶対値を返します。ABS が引数として渡される時,aREAL(4) でなければなりません。
a:整数型,実数型,または複素数型

結果:複素数型の実数型を除いて a と同じ型
AIMAG 組込み関数 AIMAG(z)

複素数 z の虚部を返します。
zCOMPLEX(4)

結果:REAL(4)
AINT 組込み関数 AINT(a[,kind])

指定した kind (省略可能) の全体の数字で a を切り捨てます。AINT が引数として渡される時,aREAL(4) でなければなりません。
a:実数型

kind:整数型

結果:あれば型 kind の実数,なければ a と同じ
AMAX0 組込み関数 AMAX0(a1,a2[,a3...])

整数型引数間の最大値を実数として返します。
すべての aINTEGER(4)

結果:REAL(4)
AMIN0 組込み関数 AMIN0(a1,a2[,a3...])

整数型引数間の最小値を実数として返します。
すべての aINTEGER(4)

結果:REAL(4)
ANINT 組込み関数 ANINT(a[,kind])

指定した kind (省略可能) の全体数字の近傍で丸めます。ANINT が引数として渡される時,aREAL(4) でなければなりません。
a:実数型

kind:整数型

結果:あれば型 kind の実数,なければ a と同じ
CEILING 組込み関数 CEILING(a[,kind])

a より大きい最小整数を返します。
a:実数型

kind:整数型

結果:INTEGER(4)
CMPLX 組込み関数 CMPLX(x[,y][,kind])

x と (省略可能な) y を (省略可能な) kind の複素数に変換します。
x:整数型,実数型,または複素数型

y:整数型または実数型
x が複素数型の場合,指定できません。

kind:整数型

結果:あれば型 kind の複素数,なければ単精度複素数
CONJG 組込み関数 CONJG(z)

複素数の共役を返します。
zCOMPLEX(4)

結果:COMPLEX(4)
DBLE 組込み関数 DBLE(a)

a を倍精度型に変換します。
a:整数型,実数型,または複素数型

結果:REAL(8)
DCMPLX 組込み関数 DCMPLX(x[,y])

引数を倍精度型に変換します。
x:整数型,実数型,または複素数型

y:整数型または実数型
x が複素数型の場合,指定できません。

結果:倍精度複素数
DFLOAT 組込み関数 DFLOAT(a)

整数を倍精度型に変換します。
a:整数型

結果:REAL(8)
DIM 組込み関数 DIM(x,y)

正であれば x-y,そうでなければ 0。DIM が引数として渡される時,aREAL(4) でなければなりません。
x:整数型または実数型

yx と同じ

結果:x と同じ型
DPROD 組込み関数 DPROD(x,y)

単精度 xy の倍精度の積を返します。
xREAL(4)

yREAL(4)

結果:REAL(8)
FLOAT 組込み関数 FLOAT(i)

iREAL(4) に変換します。
i:整数型

結果:REAL(4)
FLOOR 組込み関数 FLOOR(a[,kind])

a 以下の最大の整数を返します。
a:実数型

kind:整数型

結果:整数型
IFIX 組込み関数 IFIX(a)

単精度実引数を切捨てで整数に変換します。
xREAL(4)

結果:基本整数型 (通常 INTEGER(4))
IMAG 組込み関数 AIMAG と同じ。  
INT 組込み関数 INT(a[,kind])

値を整数型に変換します。
a:整数型,実数型,または複素数型

kind:整数型

結果:あれば型 kind の整数,なければ a と同じ
LOGICAL 組込み関数 LOGICAL(l[,kind])

(省略可能な) kind の論理引数間で変換します。
l:論理型

kind:整数型
MAX 組込み関数 MAX(a1,a2[,a3...])

引数間の最大値を返します。
すべての a:任意の型

結果:a と同じ型
MAX1 組込み関数 MAX1(a1,a2[,a3...])

実変数間の最大値を整数として返します。
すべての aREAL(4)

結果:整数型
MIN 組込み関数 MIN(a1,a2[,a3...])

引数間の最小値を返します。
すべての a:任意の型

結果:a と同じ型
MIN1 組込み関数 MIN1(a1,a2[,a3...])

引数間の最小値を整数として返します。
すべての aREAL(4)

結果:整数型
MOD 組込み関数 MOD(a,p)

a/p の余りを返します。MOD が引数として渡される時,a は整数型でなければなりません。
a:整数型または実数型

pa と同じ

結果:a と同じ型
MODULO 組込み関数 MODULO(a,p)

引数の剰余を返します。
a:整数型または実数型

pa と同じ

結果:a と同じ型
NINT 組込み関数 NINT(a[,kind])

a に最も近い整数を返します。
a:実数型

kind:整数型

結果:あれば型 kind の整数,なければ引用の型に依存
REAL 組込み関数 REAL(a[,kind])

値を実数型に変換します。
a:整数型,実数型,または複素数型

結果:REAL(4)
SIGN 組込み関数 SIGN(a,b)

a の絶対値に b の符号を掛けた値を返します。SIGN が引数として渡される時,aREAL(4) でなければなりません。
a:整数型または実数型

ba と同じ

結果:a と同じ型
SNGL 組込み関数 SNGL(a)

倍精度引数を単精度実数型に変換します。
aREAL(8)

結果:REAL(4)
TRANSFER 組込み関数 TRANSFER(source,mold[,size])

第 1 引数を第 2 引数の型に変換します。配列であれば,(省略可能な) size で変換されます。
source:任意の型

mold:任意の型

size:整数型

結果:mold と同じ型
ZEXT 組込み関数 ZEXT(x)

ゼロで x を拡張します。
a:論理型または整数型

結果:基本整数型 (通常 INTEGER(4))